2008/03/11

上田現の死で感じたこと

レピッシュの上田現さんが9日午後5時15分、肺がんのため亡くなった。享年47歳。

レピッシュを知ったのは今から20年前。中学生になるときだった。中学校では周りにファンがいるわけがなく、一人寂しくレピッシュを聴いていた。

レピッシュのライブビデオを観ると、観客のほとんどが女子。中学生男子のボクが入っていく隙間もないなと思って、引きこもりレピッシュファンをしていた。

引きこもってレピッシュを聴くと、上田現のメロディーが痛烈に心に響くわけで、少しサイケデリックな歌詞に、中学生のボクは妄想に浸ることができた。

杉本恭一に目を覚まされては、上田現に酔いしれる。それが童貞期のボクの日課だった。

その10年後、ボクはフランスに行くことになる。1999年。フランスではマヌーチャオが再ブレークし、至る所でフレンチスカが流れていた。

レピッシュのことを知っているフランス人は少なくない。マノネグラとかレピッシュとかで繋がったフランス人の友達は数多くいる。

上田現の功績は素晴らしく大きいものだと感じている。

ここで、ボクに素晴らしい音楽体験をさせてくれた上田現さんにお礼を言いたい。
ありがとうございました。
ご冥福をお祈りします。

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