2003/12/22
SwedenReport-ChristmasTree-
スウェーデン入りする時に空から下を観てホッとする理由はその森の多さにあると思う。これは日本入りする時にも言えることで、緑豊かな大地を見ると心が落ち着くものです。モチロン日本は国土が狭いので、その多くを切り倒し、禿山状態なのもたくさんあるはずなのですが、空から観る限りではそんなに禿山は目に飛び込んでこないのです。オフランスはというと、空から観ても平野ばっか。農地ばっか。車で走っても、永遠と長い道が続くのみ。特に北中央の方は農地以外何もない。初めてそれを体験する時は結構感動するのですが、やはり日本人であるワタクシはたまに山や海を見ないと疲れてしまうものなのです。それはさておき、スカンジナビアのクリスマスツリーの豊富さには圧倒されます。種類の豊富なこと、決してプラスチックは使わないことなど、日本じゃ絶対考えられないことなのではないでしょうか。これには、スカンジナビア人のクリスマスへの思い入れの強さが起因しているのだと思います。日照時間などと関係するのかもしれませんけど、とにかくこうした宗教的伝統をずうっと守っていけることはすばらしいことではないでしょうか。
クリスマスツリーの飾り付けをしました。2時間くらいかかる重労働でしたが、カソリック教徒でもないワタクシが十分に心を暖めることのできるものだったと思います。キラキラ光る飾りをつけていって、あぁこれだから伝統として残るのかもしれないなんていう浅はかなことを考えながらの飾り付けでした。だってそうでしょう、輪飾りなんかを楽しんで見る子供はもう日本にはいないでしょう。餅つきをする家庭なんでもうないでしょう。日本はなんだかドンドコ失っていくものがあって悲しいです。もちろん、こう気づいてきている人が少しずつ増えてきているのも確かなんですけども。クリスマスを完全にポップカルチャーとして捉えるようにして、ヒステリックなクリスマスを日本で開いても良いですから、クリスマスにホテルに行くアホカップルが多くても良いですから、正月大事にしましょう。カウントダウンなんてせずに、ゆっくりしましょう。年越しましょう。
と、今ゆっくりなクリスマスを迎える準備をしながら、考えています。
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Sweden