2004/02/02

La culture du geste

フランス人のしぐさにも色々あるけど、軽く怒りを表現する、手をちょっとおサル風に曲げて頭上まで挙げるジェスチャーは、なぜ日本人のワレワレにはうまくできないのでしょう。そもそも、フランスの先ギレ文化を理解しないと無理なのかもしれません。だから、このジェスチャーをマスターするのは諦めた方が良いのだろうと、最近思うようになりました。

よく先ギレしているフランス人を目撃できる場所として挙げられるのは運転中の交差点です。そこでは右側が優先が交通ルールで、左側から車が来た時はもちろん右側はちょっとばかり強引に前に出ていいのですが、たまに左側の奴が間違えて前進してくる時があります。

で、そんな時、なぜかわからないが、その左側の奴が先ギレするんです。ピューターンピューターン言うんです。だからこちらも負けじとそんなのに出くわしたら先ギレしてやろうといつも待ち構えているのですが、いつもタイミングを逃しちゃうんですね。タイミング的に成功したとしても、そのおサル風に曲げた手が頭上を通り過ぎて後頭部の方まで行ってしまったりする。そうすると、なんとも本当のお猿さんみたいになってしまうのです。

キレたもん勝ちのような状況によく出くわしますから、是非ともこのおサルジェスチャーをものにしたいのですが、もう諦めることにします。やっぱ、日本人はそんな時は日本人らしく笑顔ですね笑顔。ハニカミ君でいきましょう。

今日は勝手にワタクシの車にぶつかってきた黒仏人君が先ギレしてワタクシの車ぶったたいたりしていたので、先ギレについてブログしてみました。